石川県加賀市、デジタルIDウォレット「PASS」を採用[ニュース]
![石川県加賀市、デジタルIDウォレット「PASS」を採用[ニュース]](https://www.digital-gyosei.com/wp-content/uploads/2025/07/0707-main.png)
2025年5月、石川県加賀市は市内の施設「加賀市イノベーションセンター」において、デジタルIDウォレットである「PASS」に搭載された顔認証開錠機能を導入した。
「PASS」は、東京都中央区の株式会社Liquidが提供するサービス。
機能概要
今回導入された機能は、「PASS」のアプリに登録された顔情報を用いて鍵を開けられるもの。
利用可能な施設の扉に設置された端末に向かって顔をかざすだけで、鍵を開けられる仕組みになっている。
スマートフォンや鍵の取り出しが不要で誰でも簡単に使えるほか、鍵の紛失や閉め忘れなどのトラブルも防ぎ、管理の手間削減と安全性向上を実現する。
導入の効果
今回当機能が導入された「加賀市イノベーションセンター」は、高齢者を含む幅広い世代が利用する交流拠点。
これまでは職員の手による施錠管理が必要だったが、今回の導入によって鍵管理が不要となった。
顔認証は1秒で完了し、入館に必要な手続き全体の所要時間は約1分から10秒まで短縮された。
災害時も平時の機能をそのまま使い、顔認証で入館者の管理ができる。
(執筆:デジタル行政 編集部)