鹿児島県曽於市の水道技術管理者がJDXアンバサダーに就任[ニュース]

鹿児島県曽於市の水道技術管理者がJDXアンバサダーに就任[ニュース]

鹿児島県曽於市水道課の大峯直樹氏が一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会(以降JDX)のJDXアンバサダーに就任した。
大峯氏は水道技術管理者として、地方自治体の現場においてDXを推進し、少人数体制でも持続可能な運営を実現してきた実績を有する「自らの現場で試行錯誤を重ね、現実の壁を乗り越えてきた実践者」と言える存在である。

曽於市の取り組み

大峯氏は、全国初の自治体DX日本一を受賞した「地方発! DX水道SOOリューション~ノウハウが導く持続可能な上下水道」の開発を担当した。上下水道の一括管理体制を構築し、クラウド活用により業務の可視化・共有化を推進。属人化を排除し、緊急時の広域連携体制も整備するなど、持続可能な運営モデルを現場主導で実現してきた。

クラウドの活用により、業務の標準化・共有化を進め、属人化の解消に大きく貢献してきた。また、人材育成やリスキリングにも注力し、組織全体のデジタルリテラシー向上に尽力している。これらの取り組みは、業務プロセス改革(BPR)と組織変革・文化醸成を同時に推進するものであり、その経験は多岐にわたる。

技術士(上下水道部門)としての専門知識と豊富な現場経験を活かし、DXを単なるツール導入にとどめず、具体的な仕組みとして業務に落とし込む手腕は高く評価されている。JDXアンバサダーとして、大峯氏の実践的な知見が、全国の地域DX推進に新たな道筋を示すことが期待されている。

JDXアンバサダー制度について

JDXが主催する各種コンテスト(日本DX大賞、全国ワークスタイル変革大賞、日本セキュリティ大賞、自治体広報DXアワード、JAPAN HR DX AWARDS)において、優れた実績を挙げた受賞者の中から、DX推進の経験と知見を社会に還元する意欲のある方を認定する仕組み。
今回初めて39名がアンバサダーとして認定され、DXの現場で活躍する実践者が全国規模のネットワークとしてつながり、知見と経験の共有を加速させていく。

(執筆:デジタル行政 編集部)