山形県南陽市、職員向け生成AI活用研修を実施[ニュース]
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2025年3月、山形県南陽市で働く職員に向けた生成AI活用の研修が行われた。
今回の研修は、東京都渋谷区のアンドドット株式会社の実施によるもので、生成AI活用による行政DX推進への寄与が狙い。
背景
山形県南陽市では、人口の減少や行政サービス多様化に対応するため、各職員の生産性向上が急務とされている。
また、近年さまざまな現場において、少ない費用で多用途に展開可能な生成AIは、サービスの高度化・業務効率化を実現できるDX技術として注目されている。
これらの点から業務に生成AIを活用できる人材を増やす目的で、生成AI技術の基礎から応用までを体系的に学べる場が望まれていた。
概要
今回行われたのは、職員34名を対象とするハンズオン型生成AI活用研修。
プログラムの内容は以下の通り。
・生成AI基礎講義(LLMの仕組み・リスクと対策)
・AIスキルピラミッド(リテラシー~テクニカルスキルまで)
・ハンズオン(メール返信文およびExcel関数の自動生成)
・ハンズオン(企画書作成およびイラスト生成)
・質疑応答(活用ガイドライン作成へのヒント)
実施後の平均満足度は10点満点中8.5点であり、9点以上の高評価が46%に達した。
今回の研修によって、行政DX推進に対する期待が高まったといえる。
(執筆:デジタル行政 編集部)