東京都中央区、『手続きアセスメント』による手続きの棚卸しを実施[ニュース]
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東京都中央区は、株式会社アスコエパートナーズによって開発された行政DXサービス「手続きアセスメント」を用いた手続きの棚卸を実施した。
「手続きアセスメント」は、どのような手続き・自治体業務を優先してDX化を始めるべきなのかの評価判断を支援する。
背景
東京都中央区では区における情報化推進の指針として、2024年3月には「中央区情報化基本方針~中央区DX戦略2024~」が改定された。
改定された方針では区政世論調査結果も踏まえ、「各種手続きのデジタル化およびオンライン化促進」「BPR・DX推進体制の強化」を重要な課題として据えている。
これらの課題を解決するべく、多くの実績を持つ「手続きアセスメント」の導入に至った。
取り組み結果
「手続きアセスメント」導入によって、効果的な行政DXを進めるための検討対象を把握することができた。
取り組みによって得られた効果・知見は以下の通り。
・区では約3,200種類の手続きに対して、約1,600,000件の手続き処理実績があったものの、手続き総受付件数の約8割は、42種類の手続きに集中していた。
・オンライン化の優先順位が高い手続きを利用者視点・自治体職員視点から分析し、明確化できた。
・ダッシュボードの利用によって、オンライン化状況についてオンラインでの可視化に成功。他の課とも情報を共有できるようになった。
(執筆:デジタル行政 編集部)