茨城県つくば市、サイネージを活用した実証実験を実施[ニュース]

茨城県つくば市、サイネージを活用した実証実験を実施[ニュース]

茨城県つくば市は、株式会社バカンと共同でデジタルサイネージを利用した実証実験を行っている。今回の取り組みは、サイネージにて情報の配信を行うことで、市民の防災意識向上・利便性向上を目指すもの。

背景

近年、自然災害が増加しており、日頃から防災意識を高めることや、スムーズで安全な避難を促進するための取り組みの重要性が高まっている。
今回は、防災意識向上と分散避難促進による安全な行動環境整備に向けた取り組みとして、サイネージを用いた実証実験を行う。
これによって、住民・自治体職員の防災意識向上をはかるとともに、災害発生時に適切な避難行動ができるように支援する。

概要

実証実験の期間は2025年5月12日から2028年3月まで。
つくば市役所の庁舎と危機管理課、つくば駅前市民窓口センターも含めた計3箇所へデジタルサイネージを設置する。
本サイネージは、平時には防災啓発コンテンツや気象情報の配信を行う。
災害時は、緊急情報に加えて現在地付近の避難所や避難経路の混雑状況をマップ上で表示する機能(避難所マップ)を活用し、分散避難を促進する。
これらの機能によって、来訪者および職員によるコンテンツの閲覧状況や、防災意識の向上を行う。

(執筆:デジタル行政 編集部)