島根県隠岐郡海士町、デジタル地域通貨を活用した持続可能な島づくりに向けた協定を締結[ニュース]

島根県隠岐郡海士町、デジタル地域通貨を活用した持続可能な島づくりに向けた協定を締結[ニュース]

2025年4月、島根県隠岐郡海士町は、株式会社フィノバレー・隠岐國商工会・一般社団法人海士町観光協会との間で、デジタル地域通貨を活用して持続可能な島づくりに取り組むための協定を締結した。

背景

今回締結された協定は、地域通貨を用いて地域内経済を循環させて利便性を高め、持続可能な地域社会構築を目指すもの。
海士町は、少子高齢化・地域経済の担い手不足などの課題を抱えており、地域経済の活性化を図る目的でデジタル地域通貨導入に至った。
今回導入された「ハーンPay」は町内で利用可能なデジタル地域通貨。
住民・観光客の利便性を高めると同時に、地域外からの収益獲得や関係人口創出にも貢献することが期待される。
また、事業者と利用者双方が地域通貨を使いやすいように、決済手数料0円・条件有で換金手数料0円を実現。
互恵決済を通して地域の持続可能な将来を目指す。

今後の方針

今後は町内でのキャッシュレス決済だけでなく、ふるさと納税や地域限定ポイントなどの独自機能も実装予定。
これによって、消費促進・収益獲得を強化し、観光客に新たな価値体験を提供する。
また、今回の協定以降、デジタル地域通貨を活用したさまざまなサービスやイベントが進められる予定だ。

(執筆:デジタル行政 編集部)