富山県滑川市、高齢者・障がい者福祉利用券をデジタル化[ニュース]

富山県滑川市、高齢者・障がい者福祉利用券をデジタル化[ニュース]

2025年4月、富山県滑川市は従来の紙の福祉利用券に代わって、デジタルでポイントを利用できる「ふくポ」を導入した。
当サービスのシステムは、株式会社Bot Expressが提供する「GovTech Express」を活用して構築した。

背景

これまで滑川市では、高齢者・障がい者などの外出機会創出・生活支援を目的に、「高齢者福祉利用券」「障がい者福祉利用券」を交付していた。
​これらは、市内の入浴施設やタクシーサービスなどで利用可能。
一方で、障害等級・部位などによって配布される券の利用用途が限定されていることから、利用者から改善してほしいと声が寄せられていた。
また、紙の券の受け取りには市役所・公民館に出向かなければならず、利用者にとって負担が大きかった。
これらの問題を解決するため、今回市は福祉利用券のデジタル化を実施した。

概要

「ふくポ」は1ポイントを1円相当として利用可能なデジタルポイント。
店舗や施設などに設置されたQRコードをスマートフォンで読み取ることで利用できる。
障害者手帳のある人は、入浴施設・理美容店・タクシー乗車で共通利用が可能。
事業者手数料は無料に設定されている。
申請開始日は令和7年3月24日で、同年4月1日に利用が開始された。

(執筆:デジタル行政 編集部)