大阪府阪南市、生成AIに関する実証実験の成果を発表[ニュース]
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2025年2月、大阪府阪南市はPolimill株式会社と共同で、大阪スマートシティパートナーズフォーラム主催のプロジェクト成果発表会に登壇した。
両者は当フォーラムで、昨年9月から進めてきた生成AIの活用による業務効率化検証について実証実験の成果を発表した。
背景
大阪府阪南市は、人口減少による産業の衰退や労働力不足などの課題に直面し、行政業務の効率化が喫緊の課題とされている。
このような背景を踏まえて、市は令和6年3月から「スマートシティ推進計画」を策定し、「行政DX」を前面に打ち出した。
本計画は、生成AIを職員が活用できる環境を作り、業務効率化やアイデア創出を促進して市役所の生産性向上を目指す。
この取り組みの一環として、市はPolimill社提供のサポートAI「QommonsAI」を導入し、生成AIの業務活用についての実証実験を実施した。
実験概要
・業務効率化の支援
「QommonsAI」を活用し、自治体における業務効率の向上について測定する。
業務の中でも文章作成業務の時間削減に着目し、業務フローでAIがどのように役立つかを検証。
・事前・事後のアンケート調査、研修・サポート体制
残業時間や文章作成にかかる負担、業務効率に関するデータをアンケートで取得し、生成AI使用前後での変化を分析
(執筆:デジタル行政 編集部)