埼玉県三郷市、「遠隔窓口サービス」の実証実験をスタート[ニュース]

埼玉県三郷市、「遠隔窓口サービス」の実証実験をスタート[ニュース]

2025年2月、埼玉県三郷市は宇都宮市の株式会社TKCと協働で「遠隔窓口サービス」の実証実験を開始した。
当サービスは公共施設と本庁舎を結び、行政サービスの相談や申請手続きがオンラインでできるようにするもの。

背景

今回実証される遠隔窓口サービスは、公共施設・民間施設の複数の窓口をつなぎ、あらゆる手続きをデジタルかつワンストップでできる環境を目指すもの。
近年、市区町村において、職員数の減少によって出先機関の維持が困難になりつつある。
この問題を解決するために、各地で遠隔窓口サービスが利用されるケースが増えている。
遠隔窓口サービスを導入すると職員は勤務場所に関わらず住民応対ができるほか、住民は本庁に出向かなくても手続きを済ませられる。
これによって出先機関の維持や住民サービス拡充に効果が期待される。

実験概要

今回の実証実験では、三郷市内にある「希望の郷交流センター出張所」「健康福祉会館」の2カ所を「遠隔窓口サービス」によってオンラインでつなぎ、有効性を検証する。
検証期間は2025年2月26日から3月31日までを予定。
サービスを利用した住民や職員へアンケートを取るほか、観察を通じての評価分析・効果検証も行う。

(執筆:デジタル行政 編集部)