鹿児島県および鹿児島市がテラスカイと立地協定を締結

鹿児島県および鹿児島市は、株式会社テラスカイ(本社所在地:東京都中央区、代表取締役CEO 社長執行役員:佐藤 秀哉、以下 テラスカイ)と立地協定を締結した。本協定により、2025年3月からクラウドサービスの導入支援・開発を主体としたクラウドインテグレーション事業を開始し、2025年8月には鹿児島市内にサテライトオフィスを設立する予定である。現地での積極的な採用活動を通じ、2030年までに30名の雇用を目標とし、IT人材の育成・創出を図ることで鹿児島県の地域活性化に貢献する。
テラスカイのサテライトオフィス展開と鹿児島市進出の背景
テラスカイは、全国各地で優秀なIT人材の採用・育成を推進し、地域に根差したサテライトオフィスの展開を進めている。鹿児島オフィスは5拠点目となり、新潟県上越市(2017年開設)、秋田県秋田市(2024年開設)、島根県松江市(2024年開設)、岩手県盛岡市(2025年開設予定)に続く拠点となる。
鹿児島県は、IT産業の振興に積極的に取り組んでおり、IT活用やITリテラシーの向上が進んでいる。また、郷中教育に代表される、年長者が年少者を指導する相互教育の文化が根付いており、テラスカイの企業理念である「知識や技術を共有し、高め合う」社風と調和することが、進出決定の一因となった。
鹿児島市武に開設予定のサテライトオフィスは、若者を中心に人気のエリアであり、充実した設備とサポート体制を整え、エンジニアが働きやすい環境を提供する。
鹿児島県および鹿児島市の今後の展望
鹿児島県と鹿児島市は、テラスカイの進出を契機としてIT人材の育成と雇用創出を促進し、地域経済の活性化を目指す。小学校から大学までのIT教育支援や、地域産業のDX推進を後押しすることで、ICT関連産業の成長を加速させる方針である。
新サテライトオフィス概要
- オフィス名:鹿児島サテライトオフィス
- 所在地:鹿児島県鹿児島市武1丁目2-10 JR鹿児島中央ビル802(予定)
- 事業内容:クラウド(主にSalesforce)を活用した顧客管理システム開発・システム導入支援
- 事業開始時期:2025年3月
- 事業所設置時期:2025年8月
鹿児島市長 下鶴 隆央氏のコメント
株式会社テラスカイとの立地協定を締結することができ、大変嬉しく思っております。
優れたICT人材の採用育成を通じ、地域と共に成長することを目的として、JR鹿児島中央ビルへ事業所を新設されますことは、本市における新たな雇用創出はもとより、ICT関連産業の振興につながるものであり、誠に有難く、心強く思っており、引き続き、できる限りのご協力をさせていただきたいと考えております。
本市といたしましては、若い世代に選ばれるまちであるために、若者が、地元で働きたいという希望が叶うよう地域の稼ぐ力を強化するとともに、地元中小企業のICTの導入促進や新たな事業展開の支援、地域産業の生産性向上に取り組んでまいります。
(執筆:デジタル行政 編集部)