茨城県大洗町、AI搭載広域監視防災システムを導入[ニュース]
2024年11月、茨城県大洗町の消防本部は、大洗町における防災用監視AIカメラの運用開始記念式典を行った。
今回、大洗町で全国に先駆けて導入されたのは、災害を検知するAIを搭載し、広域において監視可能な防災システムで、消防本部敷地内にある訓練塔の上部に設置された。
記念式典では、システムの概要について、人工の煙を用いたデモンストレーションと併せて公開した。
システム概要
今回導入された「火の見櫓AI」は、広範囲を高所から俯瞰することで、火災や自然災害、その他不審な動きをAIで検知するシステム。
今回導入されたものは、煙や火柱など火災検知に特化したAIを搭載する。
少ない煙や小さな火柱でも検知できるため、火災の早期発見に貢献することが期待されている。
録画装置機能のみの防犯カメラとは異なり、24時間常時監視が可能。
自然災害対応や地域防犯への貢献が期待される。
大洗町では、今回のシステム導入によって有事への対応体制を整え、観光地としても災害時の受け入れ態勢を整備することにつながると考えている。
式典概要
・日時
2024年11月14日 11時00分から11時45分まで
・内容
システム導入経緯や詳細の紹介
見学会・デモンストレーション
(執筆:デジタル行政 編集部)